後期研修医のアルバイト

当直のアルバイトは特段のスキルを求められないため、後期研修医でも務まりますが、初期研修中に救急当直を十分に経験しておかなければなりません。というのも、小規模のクリニックに勤めた場合、画像検査、血液検査等を深夜に実施することは叶わず、当直医として「総合病院に向けて紹介状を書くべきかどうか」を判断しなければならないからです。それ以外に専門医としての能力を求められることはなく、急患が少なければ美味しいアルバイトだと言えます。給与も半日で5万円、1日で10万円支払われるので、肉体的に余裕のある若い医師は好んで応募します。

 女性の研修医であれば、応募資格を女医に限定した案件をお薦めします。女子大学の健康診断や乳がん検診等の案件は男性医師が応募できないものも多く、競争率が低いとされています。ですから給与額も高く、満足できるはずです。今後は女医の数が増えるでしょうし、今が一番対価の高い時代なのかもしれません。

 フリーの後期研修医といえども、医局の枠の外であれば、コネクションに頼ることもできます。医大の同級生と連携して在宅医療に勤しむ医師もいれば、知人の開業医が経営する病院に雇ってもらう医師も散見します。医学生時代の人脈は、様々な医師とのコネクションに直結しており、それを活かすのは医師としての特権でしょう。

 フリーランス医師は専門医の道を敢えて選択しないのですから、キャリアアップに勤しんでいる若手の医師から見ると、変わった生き方なのかもしれません。しかしキャリアアップできたとしても、過労死するくらい働かされては、必ずしも幸福とは言えないと考えます。医師でものんびり働くことのできる、フリーランスという生き方は、今後さらにメジャーになる可能性を秘めています。